[再会できた事に思わず声が弾みつつ、駆け寄っていく。
その声は届いただろうか、少し距離が離れていたからもしかしたら集中していて、聞こえなかったかもしれない。>>140
もしもまだ気づいていない様なら、そっと肩をとんと叩いて微笑みを浮かべてイノリくんの前に立とう。
イノリくんは僕がここにいる事を驚くだろうか、それとも予想していたのだろうか。
その表情を伺いながら、僕は言葉を紡ぐ。]
別行動してから結構時間が経っちゃって心配してたんだ。
一応妖精にイノリくんを探して貰おうと思って上手く乗せたんだけど……別の人を連れて来ちゃってさ。
[妖精達は既に任務達成して飽きたのだとばかり思っていたので、僕はイノリくんが僕の行動先を予測してくれたのだと信じ込んでいる。>>93 ]