[無邪気な笑顔を振りまき、美味しい食事を頬張る少年に
この星がどう見えたかは定かではない。
転んだ幼子が「痛いけど、これも幸せなんだよね?」と
母親へ問いかける姿を見たとしても、
それを周囲の誰もが笑顔で肯定していたとしても。
夢渡りは、疑問を呈させないように
上手く観光地としても有用な場所を案内しただろう。]
それにしても、レオンくん……だっけ?
ひとりで他の星に来るなんて、凄いのね
[少年がお供の音色を披露してくれたことはあっただろうか。
どこまで心を許してくれたかは分からずとも、
もし演奏の機会があれば、ロサの路上演奏家たちが
神を称える讃美歌のメロディーを合わせてくれたはず。]