[商売がちょっと下手なハンドメイドの雑貨。 私はなかなか売れずにお店に長くいた。 ある日とある親子が私を見つけた。] 「この子かわいい! ねぇ、かってよ」[それは娘が父親に甘える よくある景色。 私にとっては、出会いの記憶。] 「あなたは今日からお姫様よ! 『あたくしの美しさはせかいいちなのですわ』」[少女は少女らしく、ごっこ遊びが大好き。]