―― スイッセスさんの家 ――[私はスイッセスさんの家へとやって来た。>>57 勢いでここまで来たがやはりドアをノックするのは緊張する。 でも、思い切ってドアをノックする。 急にドキドキしてきた胸を押さえて深呼吸一つ。 ――そうだ、留守だったら諦めよう。 諦めて、それで……、 んーーーーーーーーっ! でもやっぱり諦めきれないから職場に行って――…… あれ?結局どっちも行くんじゃない? なんて自分の計画性のなさにまた頭を抱えつつ。 しばしその場でノックの返事がないか待っていよう。*]