>>95ジズ
ふふ、随分とお仕事熱心なのね。
――そうね、きっとこの騒ぎだもの。
あっという間に、ここも埋まってしまうんでしょうね。
[人差し指を唇に当てながら、悪だくみをするような愉しそうな眼で意味深な間を作りながら、しばし考える。
『お人形』選びをするならば、何かの時に誰かと二人きりになれる場所を作っておくのも悪くないかもしれない。そういう結論に達し]
……それじゃ、お言葉に甘えて。
空いている部屋の中で、一番奥の部屋を頼むわ。
[にこっと笑いながらそう言って、少量の衣類だけの入ったバッグを持ってチェックインの手続きに向かった]