あらまぁ、綺麗だなんてお上手なのね?
・・・・・・あぁ、ごめんなさい、きっと若く見えるのはここのおかげね。
本当は、本当におばあちゃまなの。夢から覚めたら98歳の老婆だもの。
[>>186困ったように笑って。若い頃の肉体がここまで快適だなんて。
もしかすると夢であるということも影響しているのかも知れないけれど。
なんて素敵な夢。命が燃え尽きる前に見る夢としてはとても素敵で、なんて残酷か。]
そうなの!今日お会いした人、全員、私から見て未来の人なんだもの。
科学や機械、というのは、幸せを生み出してくれてるのよね。
[おそらく。多分。少なくとも、私と一緒に居るときは幸せそうに笑ってくれていたから。
そんな目の前の彼とずれた思考を巡らせていれば、不意に手を取られた。>>188
びっくりしたように彼の表情を見れば、とても切実に、とても]
――。
[わずかに震える手を感じ取り、続く言葉を聞けば。
すぐに生業の思考へと切り替えて。]