星狩りの国-暁の街-

21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して


曇硝子 スイッセス

  私の話を少ししても宜しいですか?
  もしかしたら、なんのヒントにもならないかも
  しれませんが。


[つい、と目線を虚空に漂わせる。片手は胸元にそっと添えた。
想いが、思い出がそこにあるかのように。]


  連れ添った妻がいたんです。
  少し前に亡くなってしまったのですけれど…。
  
  彼女はね、生前にこんなこと言ってたんです。
  『朝起きたら一番に私にキスをして』って。

  私は彼女の小さな額にそっと唇をあてるのを
  毎朝の日課にしました。
  その度にね、彼女は恥じらうんです。
  頬を真っ赤にして、目を潤ませて。

(192) 2024/06/01(Sat) 00:58:33

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