え゛っ。
[いると思っていたの?まさか?と、変な声が出てしまった。]
あは、あはは。
…………悲しくなってきちゃった。
[半ばいじけたように目を逸らしていると、頭に手が置かれて。びっくりして目を瞑ると、ライトが何かお呪いをかけようとしているみたいで。]
…いいの?
こんな事に使ったら勿体ないよ…?
[しょげた様子のままライトが祈るのを上目で見つめながら。
祈りもお呪いもタダじゃないのにって不安を滲ませていると、お呪いが終わってライトの笑みが見える。
なんだか不思議な力をもらったような気分になった。]