── 共同休憩所にて、レイルと ──
[万年筆をねだりながら、はっ!!!と。
ハリコを輸送船に案内する約束をしていた事を思い出す。>>133
もし脱獄の日に自分が看守たちの目を引き付ける”ショー”を開催してしまえばハリコを輸送船まで安全に連れて行けない!!
どうしよう、ノリと勢いだけで話していた弊害がこんな所で──……!!
万年筆を受け取る前、突然頭を抱えて悩み始め。
救いを求めるようにレイルを見つめた]
……すみません、浮かれすぎていて失念していた事が。
実は我輩、脱獄の日にレディ・ハリコというお方を連れて輸送船を目指す約束をしておりまして……。
看守たちを惹きつける”ショー”を我輩が開催すれば、彼女を安全に船まで連れて行くのも困難に……。
[うぐぐぐ、と非常に困った顔をする]