足を手に入れたんだ、タリア。何処にも行けないお前と違ってボクは、少なくとも何処かには行ける[何処へでも行けるとなんて思っちゃいない。ボクは永遠にメトロポリスの庇護下、支配下にある。花の種を、ボクは棄てることはできない]だからお別れを言いに来たもう、ボクは、お前を必要とはしないんだ[誰が何と言おうとこれはボクにとって必要な儀式で、だけど決別は確かにボクの中で”棄て”たことになる。だけどそれから暫く女神像からは離れがたく、また長い時間、路地裏で立ち尽くしていただろう **]