星狩りの国-暁の街-

21 【完全RP村】夜間飛行で追い越して


曇硝子 スイッセス

[私の声は少し喉に詰まったように涸れた。彼女と最後に逢ったのは、ホワイト・マーブルに宇宙船が到着する前の日。

あの時、私と彼女は…。

今目の前に立つ彼女は同じ純白のドレスに身を包んでいる。
ごくりと唾を飲むように、私の喉が上下する(実際には私は唾を分泌しない)。]


  ……久しぶり、ですね。
  お元気でいらっしゃったのでしょうか。


[どうしてここが?とは問わない。マイケルに聞いた以外には答えは存在しないから。私が連絡先を渡したのだ、忘れはしない。

それどころか。一か月の間、私は彼女を忘れたことがなかった。いや、毎日毎日――思い出していた。

自分の軽率な行動を悔み、考えても仕方ないと頭を振り。
そして……そんな風に傷つけてしまったにも関わらず、こう強く想っていたのだ。

逢いたい、と。]

(196) CClemon 2024/06/05(Wed) 18:44:56

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