――――回想:孤児[ "私の家族も王への反逆を企てた犯罪者です"とは 君が馬鹿正直に明かさなければ、私も明かさぬことだ。 熱に浮かされ>>182、ふらふらと歩く姿は>>183 なぜだかシーツの上で居心地悪げに丸まってしまう。 生きていくのに皆必死だ。 大抵の大人がこんな状態の孤児を助ける義理も無ければ 孤児同士、泥水を掛けることを責める資格はない。 ──責めようとも思わないがな。 決まり悪げな言葉を聞けば>>184 私は盛大な溜息を零し、少年を見下ろした。 ]