「私は、同じクラスのその娘が好きでした。
明るくて賢くてとても優しい、そんな娘だと思っていました。
ぎゅっとハグしてもらう度に、すごく幸せでした」
「けれどあの娘にとって、私のことは面白半分、
からかいついでにお使いをさせたかっただけでした。
それでも私が好きだったのは真実」
「“女子校ならそんなこともあるよ”
“一過性だから大丈夫だよ”
“だから捨てられたうちにも入らないよ”
“将来いい男を見つければ忘れられるよ”」
「お母さんや親戚のおばさんや、SNSでつながってた人たちが
私を慰めようとしてくれたのはわかりました。
だから私も、“そういうこと”にしました」