[戦場から離れた身は、随分と一般慣れしたらしい。
というよりも、女自身がトループ自体をどこか軽く見ている節があるのだろう。
可聴幅を落としたままにしていたのは、『裏路地に入らなければ問題ない』という慢心からだった。
何より、ここにこれだけ放置されていても手は出されていないのだから、この周辺にいるのは精々臆病者たちだけだと判断したことも拍車をかけている。
ただ、それでも男の接近に気付いたのは
すでに身についた所作の、その経験からであって
気づけたとしても機体からの距離、およそ5mほどになってから…
護身用でも、およそ銃の射程範囲内に入ったあたりからしか気づけていない。]
これはおじさまのだったのですね。
たいへん大きくて、見たこともないものでしたので
つい、色々見てみたくなってしまいました。