「そこまでよ! うそつきのヘロン!
ヘロン! あなたを不当な絶交と、
反省の無いうそつきの容疑で連行するわ!」
[正門前の上空に突然姿を見せた乱入者。
そう、突然、だ。まるであたかも今まで姿を隠していたかのように! 本当はたった今ギリギリのところで間に合ったところ……というのはショッピングエリアの文房具店のもふもふお猫様との間の秘密だぞ!]
な、なんだそれ! そんな罪名聞いたことないぞ!?
それは流石に人違い―――いや、おい、待て……
[その声の響きも、名前の呼び方も―――“罪状”の心当たりも。
若干ヒビが入った透明なドームを呈したシラサギ型ヘッドは、声の主のほうへとおそるおそる傾き……]