幼い私が大人を言い負かした時、親友は言った。「コラーダはありのままでいいんだ。」 ──────五重奏私が躊躇いもなく蟻を踏み潰せば友は言った。「コラーダ、変だよ。」 ──────四重奏私が言葉が理解出来ないと嘆けば隣人は言った「コラーダの言ってること、全然わかんない」 ──────三重奏大人の私に障害者の悪評が届けば誰かが言った「コラーダとは関わらないようにしてるんだ。」 ──────二重奏