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[到着口のゲートを通った瞬間。
男は視線をそらしたくなった。とても。
人ごみの中に 恐竜のきぐるみが 立っている。]
『きゃ〜〜〜!あなた〜!一ヶ月ぶり〜!
ようこそホワイト・マーブルへ!うふふふ!
どう?とってもきれいな宇宙港だと思わない?』
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[全身ピンクの可愛い色合い。
こっちを見て、めちゃくちゃに小さい手を降っている。
さらにいうと、この恐竜のおててをつないでいるのは、恐竜パジャマみたい服を着てる3歳くらいの男の子。その脇には、ベビーカーを押しているメイドロボ(恐竜の被り物をしている)。
恐竜一家が、めちゃくちゃこっちに、手を降ってる]