[……この曲が終わった瞬間、女将はフラフラ〜っとその部屋を離れ、角を曲がり、そしてへた〜〜〜〜っっっ…!!!!と崩れ落ちてしまった!!!]
……ほ、ほ、ほんとうに、…すごかった…
な、なくかと、…おもっ…ぐすっ……
あっだめこれちょっと…ぐすっぐすっ……
い、いい曲すぎてぇ…っっっ
生ライブ見れてよかったああ…!!!!
[咽び泣いちゃった。オタク、ここに限界極まれり。
その手に持った推し団扇をぎゅうと抱きしめて、へたり込んで、ほんとに良かったあああ〜〜〜…!!!と感動の息を漏らしていたことだろう…
……フラフラと部屋を離れたおかげで、無様なオタクのすがたはみられていないようだった!!!>>180
まだ!!!うん!!!女将の威厳は保たれている!!!
女将はひとしきり泣いたあと、誰かに見られていないかと周りを慌ててキョロキョロ確認しまして。そしてそそくさと従業員室の方へと隠れるように走っていっただろう…!もしその姿を見かけた人は、女将がオタ団扇を抱えて顔を赤くして咽び泣く姿を見れたかもしれないし…見れなかったかもしれない…。
次に女将が出てきたときには、いつもどおりの彼女の笑顔だった**]