(妙だな、シェルタン先生がそんな戯曲を
入手したがるとは思えないんだが……。
もし、其れが仮に事実だとして。
一座の評判を失う可能性と危険を犯してまで
その戯曲を手に入れる理由はあるのか?
戯曲が1人で入手出来る物とも思えない。
事実なら協力者がいる可能性が高いのに
何故シェルタン先生だけに疑惑が上がった?
可能性で言えば、発禁・上映禁止の戯曲と知らずに
偶然入手したか、存在を知ったか……。
いや、劇場が発禁・上映禁止戯曲情報を
関係者へホログラムで毎日更新・発信していた筈だ。
誰かがシェルタン先生に冤罪を被せたのか?
いずれにせよ、謎が多過ぎる。)