―大通り:シーザーと―
[男は震える手で水を受けとり、こぼしながらなんとか飲もうとしている。それを支えてやりながら話を聞いていると、どうやら追いはぎ諸々に会ったらしい。>>163]
そうか、災難だったな。
ここにはいないから大丈夫だ。
[よほどショックだったのだろう。背中を擦りながら(パワードスーツの上からなので意味があるかはわからないが)落ち着くまで傍にいる。]
(トループの治安も悪くなったな。いや、私が知らなかっただけか。
そういえば裏路地には行くなと言われたな。)
[男はどうやら落ち着いた…と思ったら、矢継ぎ早に話しかけてくる。>>165>>166]
伝説…?
ああ、ヴァルハラ兵も治している。そうか、皆無事でいるなら何よりだ。
[伝説扱いされているのは予想外過ぎたが、治した兵たちがその後も無事でいたのならそれ以上のことはない。
礼をしたいと男は言う。まるで子どものように顔を輝かせており、断るのも忍びなかった。勢いに押されたというのもある。
それに、先程医療部隊だといっていた。]