[意を決したかのように言葉を紡ぐ彼>>166に、時折相槌を打ちながら、静かに聞いていた。]
あらあらまぁまぁ•••
マウスちゃんは、本当に優しい子ねぇ。
おばあちゃまのために心を痛めてくれて、ありがとう。
[魔女。お話では悪者にしやすい役割。
若い時には、魔女というだけでそんなふうに茶化されて、泣いてしまったこともあったっけ。
今となっては懐かしい。]
きっと、治療に関するノートをおばあちゃまが失くしちゃったからよね。ごめんなさいね。
[遊園地にきたもう一つの目的。“失くした”大切なものを見つけることについてはすっかり忘れていて。だって初めての遊園地がとっても楽しいのだもの。]