扱いやすいが故の飽きというものだよ。
理屈で縛れば宇宙のことさえ知ったような顔して紐解ける。
朝になって鏡を見ればそこにいるのはただのスノッブだ。
[秩序と法則の世界もまた発展には欠かせない要素だ。しかしそれだけでは足りない。
まぁそれを補うだけの研究を私が出来ていたかと言われればまた別の話になってくるのだが。興味があると言われれば、はて何から話せば良いかと思案して。]
宇宙工学とでも言うべきか。
例えば、宇宙の力を借りて時を渡れるとしたら?
これもまた私が重ねてきた研究のひとつだ。
[問われた心の内を声に出して伝える。
私は至って本気であると、瞳を交わせばその黒の中にある一筋の光も届くだろうか。]