[どちらが勝つか負けるか、それも今は些細なことなのだろう。盤上の時間は進み戦況もまた変わっていったことだろう。それくらいの頃だったか、私もまた彼に一歩を踏み込み、色々と尋ねようとしていた。]貴方はどうしてホワイト・マーブルへ?何か理由がなければ、ここにいたりはしないだろう?[これまで何度か顔を合わせたことはあってもこれを聞いたことは無かっただろう。聞くのも野暮ではないかと、私が遠慮したことだったからだが、彼にはどうしても聞いてみたかったのだ。]*