[極秘命令を受けた将の最優先目的は
戯曲所持の事実確認と。もし事実であれば
戯曲回収、本人への事情聴取。
無実の際は、本人も戯曲も鞄も全て
無傷で本人と一座に返還する心算であった。
其れと同時、事実関係について
将は部下に命令を下し調査を始める。
しかし押収を拒否するか、
戯曲所持が事実であった場合。
または逃亡を図るようであれば
秘密裏に編成した捕獲隊を派遣し
「身柄を確保せよ」と命じられた兵が
本人を追ったことだろう。
事実・無実いずれにせよシェルタンや一座、
周囲の関係者や民間人の命を奪うどころか
傷付けるつもりは一切無かった。>>164]