…身体的・精神的負荷は、正直かなりあるっぽいっす。
外傷は手術のおかげで、わりかしすぐに『修理』できるけど…麻酔が切れれば痛みはするし、完全な治癒にも時間がかかるし、壊れた臓器は早々治せない。だから、治せなかったとこの機能をパワードスーツに追加して手助けしたりしないといけないっす。
[負荷の話をしたところで…青年は、先に到着した
サンドイッチとハンバーガーに目をやる。
そして、目の前に並べられたそれをぼやっと見ながら]
…俺、正直戦場では、他の兵士たちが怪我してたり
苦しんでるとこ、全部……リアルに感じることがなかった。
腕ごともげたり、スーツを貫通したり。
そういうのは、接合部だけ見て繋げればよかったし。
……スーツのおかげで、仲間の顔も見えないし。
メトロポリスのやつらのことも…人の皮被った機械なんだと思ってたくらいで
[ぐっ、ぐっと、手を握ったり閉じたり。
それにあわせてマニュピレーターが動く。それをすっと戻し、アーマーをまた外してハンバーガーを拾い上げた。]