[ふっと困ったように微笑んで答えよう]
申し訳ありませんが、我輩は誰かを導いたり、自分の思う正しさをあの子に強要できるほど”出来た”人間ではございませんゆえ。
貴方の思うような”立派な父親”にはなれません。
我輩も時に迷う時もあるでしょう。
間違った選択をする事もあるでしょう。
だからこそ、我輩たちはお互いに支え合って生きていきたいと思っております。
導くのではなく共に歩く、そんな親子になりたい。
――それが私の、”正しさ”ですよ。
[自分は立派な父親にはなれない。
だが、それでもラビィはそばにいてくれる。
だからこそ支え合って生きていきたいと心に決めるのだ。*]