星狩りの国-暁の街-

11 【完全RP村】つかの間の平和に語らいを【R15】


【M】 補佐 ペリエ

揺られ鉄道、穏やかに

[かつてに聞いた言葉は、あの時と同じ温度を保っていたか>>159
女にはそれを図りきることはできないが、少なくとも色落ちた様子は見えなかったと感じた。

生きるためだったと話す少女の
その生い立ちの全てを理解することはできない。
そういうものであると話に聞いて知ることはできたとて、その本来の温度を肌で感じることは、メトロポリス(この国)にいる限り不可能な事だ。

だからこそ、女はそれで良いと思った。

少女に生を与えることができているのなら
路地で無為に散らされる花でなくなったのなら
少女が自らの足で立つための、力を得ることができたのなら。
この国に来たことには、きっと意味があったのだと信じられたから。

それが少女にとっては枷であり、仮初の自由であったのだとしても
命尽きるまで踊り続けることを望まれた赤い靴でも
手に入れたは、もう少女のもの。
]

(212) 2023/10/08(Sun) 20:42:13

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