[丁度入った通信は聞き慣れた声。>>202]
オクリビ?
[反射的に、通信相手の名を呼ぶ。
ああ、なるほど、そういう事か。他者の頭から抜いてきた情報の1つに、オクリビが名を変え新たに所属した組織の存在が在った。
この子が彼女の、新たな主人か。
主人という言葉が適切かは分からないが、女王とその臣下、そういう言葉が浮かんでくる。そのまま国について帰ってきた返答が、パチリパチリと自分の中で繋がっていく。]
そうか、幽霊……、
[散々「夜の女王のアリア」本部内でやり取りされていた不審機情報こと、仮の名前を「ジョン・ドウ」>>173>>174
どうやら、ソレを追って居るのは自分達だけでは無いらしい。探索に行くと言う彼女の言葉を聞きながら、暫し情報を整理して。穏やかな声で語りかける。]
そうらしいね
気を付けた方が良い、とても強いようだから
[幽霊について、自分の方からも警告を。
ウチのボスと幹部らをまとめて殺した奴だから、とまでは言わなかった。
壁を背にし、解いた警戒のままズルズルと地面に座り込む。そこそこの血液が壁に付着しただろうが、今は気にしない。]