――――…奪われたのは、あたしもよ。[ハリコのこんなか細い声は、塀の外にまでは届かない。 この有罪判決の確定を経てもなお、“Harriko”を愛し>>144、ハリコ・モーガンズを信じる人々は確かにいる。 そうした人々の声は、けれどしばしば、非難の声の強さの前には搔き消されるものだった。**]