お嬢様が、そんなにも…… そんなにも私の名前をお出しくださったなんて とても恋しく思ってしまいます。 温かなお話を、ありがとうございます。 是非。 お嬢様は、レディ・ハリコをとても 気に入られてましたから。[その為人をこうして再確認して、お嬢様が社交界でレディ・ハリコと交わす言葉をどんなものかと想像して、その朗らかな笑みに示された意志を確実にするために、レディ・ハリコのことをお嬢様にお伝えしようとこの時には決めてしまっていたのだ。]*