ああ、やっぱり同じ船の
リベルテの食堂で見かけた記憶があってつい…忙しいところを邪魔してしまったようだな
[彼の手に握られたモップの柄を見ながら話す。
似合っているような似合っていないような…]
…失礼だが、てっきり入居者だと思っていたよ
まさか、働いている、しかも、アンドロイドとはな
驚いたな、全く人間に見える
[言いながらじっと彼を見つめた暫くの後、ふと目をそらした。
アンドロイド相手とは言え、好奇の目で見すぎてしまった。
それとも今の時代、彼ぐらい精密なアンドロイドでも、好奇の目で見るような人間はもはや居ないのだろうか。
暫くそっぽを向いたのち、聞いた。]