[遠くから聞こえてくる軽音楽、開いた窓から時折穏やかな風を感じる中、頬杖をつきながらスマホを見ていたその時、突然の人影が教室の入口に現れた…!>>-272
人の気配を感じ、スマホから顔を上げてそちらを見る。
彼女と目があうと一瞬固まった。]
(知らん可愛い子が来たぞ…)
[救いはこの学校のワンゲル部には女子生徒の部員もおり、(こんな線の細い淑やかな感じでは全くないが)女子と話すこともそれなりによくあったということだろう。]
あぁ、自由に見てってください
何かわからないことあれば聞いてもらえれば答えますんで
[いったん椅子から立ち上がると、声をかけた。
何の用もなさそうなら、また椅子に座って、じろじろ見るのも失礼だしなとスマホを見始めただろう。]**