[ヒトの形を喪った機械の、生きる意味を聞くと同時、あたりに音と光が炸裂する>>206 思わずガードするような姿勢になり、防御はがら空きだったものの、それ以上危害が加わることはなさそうだった。]
くそッ 見えねェ
[聞こえてくる声に反証する気なんてない。どこか近しく、どこか異なるその意見。
ただ"憐れ”だと思った。
ヒトの形を喪って尚、それを感じるモノが残っていれば、『ニンゲン』だと。そう主張するヒトあらざるものに。生身の人間の組織の考えだ、相容れないのは仕方が無かろう
ただ憐れに思いながらも、その"生”への執着に、ある種の羨望を抱いたのも本当だ。]