[でも、悪くはなかったさ。けど、神様ってのは勝手なもんだね。"異世界転生"の日を教えてなんざくれない。実に気まぐれなんだから。不治の病を患っちまったもんの運命ってことかね。まぁ、最後に孫に力を渡せたのは良かったさ。まだ、この手に強く握ってくれた感覚が残ってるのは不思議なもんだね。おかげで、左手には宿っちまったのさ。孫の印がね。左手も右手も疼いてしょうがないってもんさ**]