現在・オクリビと
(……軽いな。)
[思い切り蹴飛ばしたとはいえ、人間の脚力で機械を蹴飛ばすのは限度がある。
生身のまま肉体を魔改造して遊んでいるメトロポリスの人間じゃあるまいし。
ただ、フットマンはオクリビから少しでも離れられればよかった。
だけど、彼女の身体は後方に向かって吹っ飛んだ
>>141。
足から伝わった重量が、他の機体(この場合は全体の中で割合の大きなものを指す)に比べて軽いことにフットマンの表情がやや変わる。
どういう構造で軽量化されているのか、フットマンの興味がやや其方に逸れた。
それは、命のやり取りが終わってからにするとよろしい。]