『 王がお探しだ、対話を望まれている 』 [ 声をかけられたのは唐突なことでした。 この朽ちた城にどれだけ詰め込んでるんだと 思うほど、兵たちに退いてもらった後ですから。 第一に思ったのは 「果たして本当に対話を望んだのか」でした。 …有無を言わさぬような囲み方を されてしまった、ものですから。 ]