─ シアタールーム ─
[私の私見には肯定を返された>>211、
けれど、代用品がいるならそれもいい、と
続けられた言葉は私の中には無かったものだったから
ちょっとだけ驚いて、傍らの彼の顔を見た。
代わりがいるならわざわざそこにいなくても構わないという、
悲観的とも取れる前置きから
代わりがいるおかげで、という言葉と
薄闇の中でも笑ったと分かる表情の変化を見届けてから]
…代わりがいっぱいいるおかげで、か。
そんな風に考えたこと無かったなぁ。
[むしろ、唯一無二で無ければ生き残れない。
そんな世界で戦うことを選んだ自覚でいた自分には、相容れないものではある。
でも、本当のところはどう在りたいか。
その言葉は、私にも大切なものだと思ったから]