[ 確かに今まで、私は女性に対して
可愛いだの綺麗だのと直接言う事は無かった。
(もちろん、特別な日に特別な装いをした相手に対しては
ちゃんと手放しに褒めることはあっただろうが。)
しかしそれは、言わずとも皆わかっている事だからだ。
それをこんな風に否定されてしまっては、
私だってちゃんと伝えなければならないだろう。>>216
ラヴに告げる言葉は真剣も真剣だ。
まさか彼女がそんなに自分を小さく見ているだなんて
思いもしなかったものだから。 ]
…ほら、
そうして感情がすぐに顔に出る所だって
君の良い所だ。
[ 真っ赤になってしまったラヴに、ふっと楽しげに笑う。
”ボクなんて”だなんてもしまた口にしようものなら
私はまた何度でも彼女を説得した事だろう。 ]