…おかげで気分じゃなくなった。お上手で恐れ入るぜ。次に続きをするかどうかは、気分次第だ。[次会ったら、という言葉に確約は返さなかった。そのとき、気分じゃなくても応じなきゃいけなくなるなんて、そんなのは御免だ。(意外と、こういうところはやや律儀だ)告知営業をさらりとしていく彼女の話>>148を、聞いているんだかいないんだか。完全にその気を失くしたフットマンは、大きく後方へ跳躍してその場から離脱したオクリビをそのまま見送った。]