【>>190→>>222】少年を乗せた荷車が城下町に着き、いざ荷物を降ろすとき。荷車の警備兵はすぐさま存在に気付き、攻撃を加えようとしたが──「そこの少年、名は? もしやディディエという名ではないか?」付近の衛兵が問いかけた。「王がディディエという少年を探しておられる。 話をしてみたいから殺すな、とのご意向なのだが」荷車が着くころには、城下町へは命令が行き届いていたようだ。>*42兵たちから進んで攻撃を加えることはないが、逃げようとするなら改めて捕獲を試みるだろう。**