そういえば。
女将さんが、談話スペースに足湯があると教えてくれた。
そこで温まるのも良いだろう。
[いやもう桃李さんは足湯どころか温泉にもう入っていますよ、というツッコミをナレーションとしては飛ばしたいのですが……白薔薇は「先輩」の浴衣姿の訳すらきちんと考えていなかったのだから、これも仕方ないのでしょうか。]
私もそちらに行ってみようと思う。
熱すぎる湯でなければ、足湯というものを
私も試してみたいんだ。折角の機会だからな。
[……いえ、全身で浸かる温泉と足首上程度までしか浸からない足湯ではまた違った楽しみもあるでしょう。だからこの誘いも「もう間に合ってます」ではなかったのかもしれませんが、それは桃李さん次第ですね!
ともあれ、冷えの問題は別として「先輩」はもう大丈夫だと思えたから、彼がここで別の場所に向かうことにするなら、白薔薇は心穏やかにひとり談話スペースに向かうことでしょう。**]