…そ、んな事はない、とも ちょっと言いにくいんだがな……。 [ 文句をぶつけるような様子だったラヴの言葉は、 やがて小さくなって否定される。 ラヴはラヴで、この曖昧な空気の中 どう言葉を探せばよいかわからないのだろうか。>>221 ] ──あのな、ラヴ。 [ 肩に乗せていた手を、そっと外す。 代わりに一度、その頭を優しく撫でた。 ]