―― → 宿舎 ――
[こんな浮きやすい格好しているのにおどおどしたり俯いていたら何か訳ありですとアピールしてるようなものだ。
少なくとも顔だけあげて目的地に真っ直ぐ向かえば、必要以上に注目を浴びることもないだろう。
まあそれ以外にも、見失いそうになっていた>>194とまでは気づかなかったわけだが]
…聡いな
[そんなこと多くを語っていたわけではないが、警戒するように指輪越しに念じるイヨリに自然と柔らかい声音になる]
(普段は別の場所だな。イヨリや他の三人はここに住むことになるが、世話役はどうなるかは知らん)
[念話で答えながら宿舎へと入った。]