【V】 国家機密警察 ジェイド

相席食堂

生憎一人で着ける席がなかったので相席を申し出たら了承を得た。>>217

「いえいえ問題だなんてとんでもない
　こちらがお邪魔する方なので」

やや恐縮しつつ腰を下ろす。混雑する席の間を縫うように店員が来て、注文を聞きに来る。

「え〜、と…俺は棒棒鶏と…、
　あ、向かいの方とは別伝票で。
　料理に合わせて飲み物は紹興酒にしようかな。
　あと、海鮮おこげとふかひれスープ、ライチゼリーを下さい。

　あ、飲み物いかがですか？
　相席のお礼に一杯おごりますよ」

向かいの人にも、お好きな飲み物を一杯、と…。
頼んだ後でメニューを下ろし、