[ん?筋肉?
話がだんだん変な方に。でも、これも絶対大事なことなんだ…!
懇々と語られる何かを真剣に聞きながら、何度も頷く。
輝く彼女の視線は真っすぐに。そして話は更に発展し、コーチングの方まで広がっていく。>>189]
コーチング…、
までは、流石に申し訳ないというか
[彼女は常駐アンドロイドでも、船のスタッフでもない。自分と同じ船の乗客だ。
ヘボヘボの自分のトレーニングに付き合わせたら、あちらのペースが崩れてしまう。
勿論、自分にとっては嬉しい誘いだ。
だからこそ、このまま彼女の好意に甘えて良いのかと、不安に思った。
その辺りであったか、急ブレーキが踏まれたのは。>>190]