たのもー。[じゃなかったっけ? 師と仰ぐ人の門を叩く時の挨拶は。 取次の誰かは出てきてくれたか。 ……本人には逢えただろうか。 もし逢えたのなら薬学を学びたいと言って。 通常のライセンスは持っている、さらなる研鑽を。 週一回でもいいからと頼み込んではみたが。 ──断られたとしても。 次からその人を街で見かければ “先生”と呼ぶのがクセになった。**]