[去り際、良心からの忠告を授けた男は大きな声で誤解だと叫んでいた。>>190 誤解も何も、あんなに親しそうだったのに何を言っているのだろう……と思っていれば、ふと直近の宙吊り2人組のやり取りを思い出し私は得心したのだった。 つまり、友達ではなく──。] ……! 恋のバミューダトライアングルなのよ……![後ろから聞こえてくる叫び声を後目に、うんうんと頷きながら私はとんでもない勘違いを胸に監獄へと向かうのだった。*]