[客寄せが終われば少しだけメイド・執事喫茶の給仕をして。
部活の演目の時間になれば慌ただしく執事姿のまま校内を駆けていく。
その際に『山の写真展』も通り過ぎるが。>>205
今は演目に遅刻しないようエリーを抱えて全力疾走中だ。
ヒマそうな見張りの男子生徒に心の中で頑張れって応援しつつ。
部の演目に間に合えば執事姿でワイルドにドラムを叩いただろう。
真剣な表情で、額に汗を滲ませて。
その姿が普段の可愛さとのギャップで尊い無理死ぬ、と。
その日、数多の桜ファンの生徒が天に召されたという。
(殺すな)(大丈夫、生きてます)**]