[こうして場を辞そうとしたところで、口をついて出てしまった一声>>215。それを無かったことにする形で今度こそ離れようとした時に、アリシアのほうから問われた>>224。
動かそうとしていた脚を止め、オクリビは機械の目を、ぱちり、と瞬かせた。]
夢、ですか。
[「何の」という言葉がふっと脳裏に浮かんだが、すぐに「あの時」>>0:449口にしたことではと思い当たる。
ここまでくれば、もうあの日の邂逅について伏せることもないかと判断しながら、オクリビは再び口を開く。]
「叶いそう」とここで言えるほど、
叶う見込みが立っている訳ではありませんが、
あれから私なりに、夢を叶える道筋が立ってきてはいます。
[ヴァルハラとの戦いもさることながら、その後の(或いは、この戦いと並行しての)「国」のことも考えねば、と。
ここでその計画をすらすらと話せるほど具体化はできていなかったが、一先ずあれから自分なりの変化があったことをここで示唆していた。]