── 回想・マウスくんとの夢のひとかけら>>189〜 ──
[考えて見れば、“夢”だから、見た目もどうにでもなるものかもしれません。
けれど私は、自分が現実の容姿のままだったから、当然のようにマウスくんも同じだと思っていました。
当初私は、夢の中であっても、自分から人間に声をかけることは出来なくて。
ここには私を傷つけるモノはないと理解していても。]
………マウスくんは、当たり前のように“次”と言うのね。
[この場所で、何度か顔を合わせていると言っても“次”がある保証なんてないのに。
私はマウスくんの様子になんだか笑ってしてしまいました。]